こんにちは、あゆりんです。
2025年10月期の新ドラマ『新東京水上警察』が、フジテレビで火曜9時の枠で放送されることが発表されました。

水上警察?水上保安庁とは違うの?
と、思ってしまうほど、私にとってはなじみのないものでした。
実際、日本の連ドラ史上初の題材だという「水上警察」。
主演を佐藤隆太さんが演じ、周りを固める共演者の方々ぼ、加藤シゲアキさん、山下美月さん、山口沙弥加さん、中尾明慶さん、椎名桔平さんなど、豪華メンバーが勢ぞろい。
これは、見どころ満載に違いありませんよね。
しかも、テレビで取り上げられた職業は、「私も、水上警察官として働きたい」と希望する方が増える傾向も・・・。
「水上警察官になりたいけど、どうしたらなれるの?」
という方々のために、早速、調査を開始。
- 水上警察になるには?
- 水上警察に必要なスキル・資格・条件は?
- 水上警察の年収や勤務形態は?
など、気になることをまとめてみました。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
水上警察とは?
まず初めに、水上警察について、簡単に説明させていただきます。
そもそも、国民生活の安全を守るために治安維持に努める警察組織。
この活動は、当然ながら、陸上のみならず、水上でも行われます。
日本は島国であるため、県のどこかは海などの水上に設置している地域がほとんどですよね。
したがって、海や河川、湖沼などの水上および沿岸部を持つ都道府県には、水上警察の組織が作られています。
さらに、大きな港湾を有する横浜・大阪・神戸の3か所には、特に水上警察活動に特化した水上警察署を設置。
そのほかの地域では、管轄区域に水域を持つ警察署の地域課が担当していることが多いようです。
ちなみに、水上警察と似て非なる組織が海上保安庁ですよね。
水上警察と海上保安庁の違いは、設置された目的と所属する機関です。
水上警察は警察機関なので、都道府県の警察組織に属していますが、海上保安庁は、国土交通省の外局に位置付けられています。
人命や身体および財産の保護、犯罪の抑制、それにまつわる捜査、鎮圧など、同じ職務を行っていますが、海上保安庁には、領海の警備、海上権益の保全、海上警備など、海上での任務が幅広いことが特徴。
どちらも、日本における水上・海上の治安維持に努めるという点では、目的が同じなため、互いに協力して任務にあたることも多いようです。
水上警察になるには?
日本の水上における治安を維持するために活動する「水上警察」になるには、どうしたらいいのでしょうか?
調べてみたところ、いくつかのルートから水上警察官になる道がありそうです。
- 各都道府県が実施する警察官採用試験に合格する
- 海上警察署を有する地域の場合は、警察職員(警備艇乗組員)試験に合格する(参考:大阪府警察HP)
- その他の地域の場合は、警察職員(海技士採用選考)試験に合格する(参考:愛知県警察HP)
①のルートの場合は、警察官採用試験に合格した後、警察学校に入校し、警察官としての知識・技術を習得。
その後、現場での経験を積みながら、水上警察への配属を希望。
配属された部署で、水上パトロール、人命救助、密輸・密漁の取り締ま、水上交通の取り締まりなどの任務にあたるようになります。
②のルートの場合は、主な勤務先が水上警察署に指定されているため、試験に合格し、必要な研修を受けた後は、水上警察官としての任務に就くようになります。
③のルートの場合は、警察用船舶の活動拠点となっている警察署に配属され、海技士として海上警察の業務に従事するようになります。
次の項目では、水上警察になるために必要なスキル・資格・条件について、まとめてみました。
水上警察になるために必要なスキル・資格・条件は?
前段で、水上警察になるための方法を、説明してきました。
①のルートで、水上警察を目指す場合は、警察官採用試験を受験できる年齢条件が決まっています。
採用を希望する都道府県によって、違いがありますので、必ず、自分が入りたいと思う都道府県の警察官採用案内などにより条件を確認してください。
さらに、身体条件として、
- 視力:裸眼視力が両目とも0.6以上または矯正視力が両目とも1.0以上
- 色覚:警察官としての職務遂行に支障がないこと
- 聴力:警察官としての職務遂行に支障がないこと
- 疾患:警察官としての職務遂行に支障がないこと
- その他の運動機能:警察官としての職務遂行に支障がないこと
さらに、日本国籍を有しない人、禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでまたはその執行を受けることが無くなるまでの人などは、受験資格がありません。
さらに、②、③のルートで、海上警察を目指す場合には、いくつかの資格が求められます。
各都道府県により、若干の違いがありますので、詳しくは、自身が採用を希望する都道府県の採用選考案内を必ずチェックしてください。
ここでは、一例として「大阪府警察職員(警備艇乗組員)」の採用案内をもとに、資格について、ご紹介します。
採用試験を受験するにあたって、必要な資格は、次のとおりです。
船舶職員及び小型船舶操縦者法の1級小型船舶操縦士免許
さらに、この資格にプラスして、次のいずれかの条件に該当する必要があります。
- 船舶職員法の海技士(航海または機関)の免許を有する人
- 船舶職員法の海技士国家試験(航海または機関)の筆記試験に合格した人で、当該筆記試験に合格した日から起算して10年を経過しない人
- 国土交通大臣の登録を受けた船舶職員養成施設の課程を修了し、航海または機関にかかる筆記試験の全部において免除を受ける人で、当該養成施設の課程を修了した日から起算して10年を経過しない人(採用予定日までに当該過程を修了する見込みの人を含む)
何度もしつこく説明させていただきますが、ここに挙げたスキル・資格・条件は、あくまでも一例です。
必ず、採用を希望する都道府県の警察官採用試験、警備艇乗組員採用試験、海技士選考試験などの、資料を必ず確認してください。
水上警察の年収・勤務形態は?
水上警察も各都道府県の警察組織の一部なので、地方公務員の給与体系に準拠します。
ちなみに、今回の記事執筆にあたって参考にしている大阪府警では、年齢が20歳で、短大または専攻科卒業後の場合の初任給は月額227,800円程度。
年収に換算すると、227,800円×12か月=2,733,600円。
さらに、ここに、各種手当や賞与(ボーナス)がプラスされるでしょうから、採用1年目での年収は、300万円後半から400万円前半といったところでしょうか?
その後は、勤務年数などにより、賃金がアップしていきます。
総務省の統計によると、
- 経験年数5年程度:平均年収約510万円
- 経験年数10年程度:平均年収約570万円
- 経験年数15年程度:平均年収約640万円
というデータも・・・。
また、勤務形態についても、各都道府県によって違いがあるようです。
これまでも例に挙げている大阪府警においては、原則交代制勤務となっており、3週6休制。
さらに、原則として3日に1回24時間勤務があるとのこと。
24時間365日、休みなく治安維持に努めなければならない、責任ある職種なので、勤務形態も通常とは異なっているようですね。
ですが、中には、8時45分に朝礼を行い勤務開始。
その後、パトロールや各種整備、書類作成などの業務を行い、17時30分退庁というところもあるようです。
自分が採用を希望する都道府県においては、どんな勤務形態が採用されているのか、事前にチェックを忘れないでくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、2025年10月期のフジテレビによる火曜9時のドラマ『新東京水上警察』の放送決定のニュースを目にし、水上警察について気になることをまとめてみました。
- 水上警察とは?
- 水上警察になるには?
- 水上警察に必要なスキル・資格・条件は?
- 水上警察の年収・勤務形態は?
など、気になることを徹底調査。
少しでも、皆さんのお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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