こんにちは、あゆりんです。
かつて遠洋漁業で栄えた香川県さぬき市津田地区。
遠洋漁業の衰退とともに、地域の勢いも衰え、過疎地域の一つに・・・。
そんな香川県さぬき市津田地区で、今現在、多くの観光客が押し寄せ話題になっている施設があります。
実は、黒川氏は、大学卒業後、企業での就職を経験することなく、いきなり地域に飛び込み、地域活性のために起業家として活動を始めた人物。

黒川慎一朗氏とは、どんな人物なの?
と、気になったので、さっそく調査開始。
- 黒川氏のプロフィールや経歴をwiki風に紹介しながら、起業のきっかけについて調査。
- さらに、黒川氏が発起人を務める「うみの図書館」についてもまとめてみました。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
黒川慎一朗氏のwiki経歴!
- 名前:黒川 慎一郎
- 読み方:くろかわ しんいちろう
- 生年月日:1998年生まれ
- 年齢:27歳(2025年現在)
- 出身地:香川県さぬき市
- 学歴:大阪大学工学部
- 所属・肩書:株式会社ゲンナイ代表取締役、さぬき市総合計画審議委員、まちづくり協議会理事
大学在学中に、まちづくりにおいて先進的な取り組みを行っている地域の視察を重ね、地域での町おこしビジネスを学んでいたという黒川氏。
当初は、一般企業に就職し、社会人としての経験を積み、人脈を築いてから、地元香川県さぬき市に戻り、地域おこしのために起業しようと考えていたのだそう。
しかし、彼が学んでいた時期に、全世界がコロナ禍に突入。
勉強のために実施していた地域の視察もままならない状況の中、ようやく再開された大学の授業は、オンラインへと移行。
このため、地元香川県に戻り、オンライン授業を受けていた黒川氏の目に飛び込んできたのは、思っていたよりも深刻な地元の過疎化だったと言います。
何か事を起こさなければと決断した黒川氏は、大学在学中に会社を立ち上げ、一棟貸しの宿「まち宿AETE」をオープン。
起業当初は、地元にほとんど知り合いがなく、地域の事業者ともつながりがなかったという黒川氏。
そんな中、香川県さぬき市が農水省が主導する農泊推進事業に採択されたことをきっかけに、宿泊業を営んでいた黒川氏に、地元の事業者から集まりへの参加要請が・・・。
この集まりをきっかけに、黒川氏の地元への貢献度は加速度的に増していくことに・・・。
農泊の推進について検討していた集まりは、そこから発展し、まち全体のことを考えるための場に。
そして、2022年「一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会」を設立し、理事を務めることに。
同協議会の中で、地域おこし協力隊の採用事務に携わるようになり、移住者を含めた新店舗のオープンを担う人材を採用できるよう移住スカウトサービス「SMOUT」をスタート。
「SMOUT」の運用に成功し、津田地区の取り組みが多くの人々に知られるところになり、移住希望者は急増。
20代、30代という若い年代の移住者が増え、今では、ピザ屋、スパイスカレー屋、バーなどの店舗が、新たに7店舗もオープン。
そして、2023年、黒川慎一朗氏が発起人となり「うみの図書館」をオープン。
民間主導によるまちづくりを中心に、黒川氏の飽くなき挑戦続いていきます。
黒川慎一朗氏が発起人を務める「うみの図書館」とは?
- 施設名:うみの図書館(泊まれる図書館)
- 住所:香川県さぬき市津田町津田1418
- 営業時間:13:00~19:00
- 定休日:火曜・水曜
- 宿泊:(チェックイン)16:00~19:00(チェックアウト)10:00
宿泊ができる海辺の図書館としても人気のある「うみの図書館」。
およそ、1,000冊の本が所蔵されており、本の種類は2種類。
具体的には「海にまつわる本」と「流れ着いてきた本(漂流文庫)」。
「海にまつわる本」は、海辺が舞台の小説や絵本など、海に関係する本のこと。
「流れ着いてきた本(漂流文庫)は、地域内外から寄贈され、津田地区に流れ着いてきた本のこと。
地域の方だけでなく、遠方から「うみの図書館」を訪れた方にも利用しやすいように、貸出期間は2年間。
「うみの図書館」で穏やかな時間の流れの中で読書を楽しむのもよし、気に入った本を借りて、好きな場所でゆっくりと自分の時間を過ごすこともできます。
日々の生活に追われ、忙しい時間を過ごしがちな現代人にとっては、夢のような空間ですよね。
ぜひ、一度、訪れてみたいものです。
黒川慎一朗氏の企業のきっかけは?
大学在学中にコロナ禍に突入し、オンライン事業が主流となったことで地元香川県に戻ってきた黒川氏。
地域活性化のために、在学中から起業し、今では、まちづくりの中心人物として活動中です。
ですが、黒川氏は、当初から大学卒業後、すぐに起業しようと考えていたわけではなかったのだとか。
大学卒業後は、一般企業に就職し、3年くらいは社会人経験を積み、人脈を広げ、その後、地域のために起業をしようと考えていたという黒川氏。
そんな黒川氏の脳裏を、ふとした疑問がよぎったのだそう。
「3年会社で働いてから起業するパターンにはメリットもあるけど、失うものもあるのでは?」
という疑問。
大学卒業後に即起業するパターンと比較すると、地域で活動できる時間が3年も失うことになるということに気づいたのだそう。
さらに、今なら、地元には黒川さんがやろうとしていることに取り組むプレーヤーはいないけど、3年後になったら、誰かほかの人が主要プレーヤーとして活動しているかもしれない。
その時には、自分が入り込む余地なんてないかも・・・。
こうして、自分が働いている3年間という時間が地域にとってどういう時間になるのかを考えた時に、「今すぐ地域に飛び込む」ことの大切さに気付いたのだとか。
結果、黒川さんの行動は大成功。
かなりの勇気が必要だったとは思いますが、自分の信念を信じ、行動を起こしたことで、現在の黒川さんにつながっているのかと思うと、「思い立ったが吉日」という言葉通り、物事にはタイミングがあるんだということを実感せずにはいられませんでした。
今後さらなる飛躍が期待される黒川氏の活動から、目が離せませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「うみの図書館」の発起人を務める黒川慎一朗氏について、ご紹介しました。
- 過疎地として知られていた香川県さぬき市に、観光客を呼び寄せる「うみの図書館」をオープンし、話題を集めている黒川氏。
- 大学在学中に、地元の活性化のために起業し、さぬき市の総合計画審議委員やまちづくり協議会の理事を務め、活躍中です。
- そんな黒川氏が、大学卒業後、就職を経験せず、すぐに地域に飛び込んだきっかけは、自身が就職している間の3年間と、地域にとっての3年間を比較したこと。
そのうえで、貴重な3年間をどう生かすか考え、行動を起こした黒川氏の行動力に感心させられました。
黒川氏が発起人を務める「うみの図書館」も、訪れてみたくなる素敵な場所のようです。
ぜひ、旅の目的地に加えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント