こんにちは、あゆりんです。
「プレバトに出てる、天才高校生って何者？」「阿見果凛 Wiki ないの？」「出身高校どこ？」「あの“凍星”の句の子？」
…と気になって検索してここにたどり着いた方、仲間です。
伊藤園「お～いお茶新俳句大賞」で約185万句の頂点・文部科学大臣賞。
俳句甲子園では団体準優勝。
プレバト!!にも出ている“天才俳句少女”。
ここまで聞くと
「え、もう“現代俳人の新星”じゃん…？」
という感じなんですが、調べてみたらストーリーも作品も想像以上にエモいので、この記事でまとめて「wiki代わり」にしておきます。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
※すべてインターネット上の公式情報（伊藤園・洛南高校・高槻市・FNNなど）を確認しながら書いています。
阿見果凛さんって誰？wiki風プロフィールまとめ
まずは“非公式Wikipedia”的なプロフィールから。
- 名前：阿見 果凛（あみ かりん）
- 年齢：15歳（2025年時点・高校1年生）
- 在住地：大阪府高槻市
- 高校：京都府・洛南高等学校 普通科 1年8組→ 学校公式のクラブレポートで「1年8組 阿見果凛さん」と明記。
- 所属クラブ：洛南高校 俳句創作部（俳句甲子園準優勝チーム）
- 俳句歴：小学2年生で作句開始（俳句の宿題がきっかけ）
- 主な実績
- 第36回 伊藤園お～いお茶新俳句大賞 文部科学大臣賞（応募約185万句の頂点）
- 第28回全国高等学校俳句選手権大会（俳句甲子園） 団体準優勝（洛南高校チームの一員）
- NHK全国俳句大会 入選 ほか
Wikipediaページはまだありませんが、もうページがあってもおかしくないレベルの情報量はすでにあります。
阿見果凛さんの出身高校は？俳句甲子園常連・洛南高等学校
検索ワードに多いのが「阿見果凛 高校」「出身高校どこ？」あたり。
結論から言うと、京都市の進学校・洛南高等学校です。
洛南高校ってどんな学校？
- 京都の超有名進学校（京大・東大・医学部の合格実績がゴリゴリ出るあそこ）
- その一方で、俳句創作部が全国レベル→ 2025年の俳句甲子園で団体準優勝
洛南高校の公式サイトには、
と、名前がしっかり載っています。
「ガチ進学校 × ガチ俳句部」という環境で、勉強も俳句も本気でやってる高校1年生…
もう肩書きだけでも強い。
子ども時代〜中学時代：大阪→松山→高槻という“俳句に愛されたルート”
ここがけっこうドラマチックなんですよね。
小2で大阪から俳都・松山へ
FNNの特集によると、
もともと大阪にいた阿見さんは、小学2年生のときに愛媛県松山市の小学校に転校。
そこで出た「俳句の宿題」がきっかけで俳句と出会ったのだそう。
松山といえば正岡子規ゆかりの“俳都”。
「転校先がたまたま俳句の街」という、運命めいた流れです。
道後小学校時代にすでに“地元の有名俳人キッズ”に
- 松山市立道後小学校在学中から、地元の俳句コンテストで常連に。
- 「句集を作ろう！コンテスト」では40句部門優秀賞や最優秀賞を受賞。
- テレビ愛媛の「きょうの俳句」企画にも何度も登場し、2021年には年間俳句大賞（小学生枠）を受賞。
この頃からすでに、“松山の俳句界では知る人ぞ知る存在”になっていました。
中学で高槻へ、そして再び関西へ戻る
その後、高槻市の中学校に通いながらも松山の俳句コンテストに投稿を続け、「句集を作ろう！コンテスト」では中3で子規特別賞も受賞しています。
そして高校は、俳句に本気で取り組める京都の洛南高校へ。
大阪 → 愛媛・松山 → 大阪・高槻 → 京都
と移動しながら、ずっと俳句を軸に生活してきた10代というわけですね。
代表的な俳句作品とエピソード【阿見果凛の俳句作品】
ここからが本題。
実際の句をいくつか見ていきます。
（※俳句はすべて、公式サイトや番組・自治体などで公表されているものです）
1. 「凍星や 歴史に残らない仕事」──185万句の頂点に立った一句
凍星や 歴史に残らない仕事
引用元：伊藤園 お～いお茶新俳句大賞
第36回「伊藤園お～いお茶新俳句大賞」で、文部科学大臣賞（最高賞）を受賞した句。
- 応募総数：約185万句
- 世界61か国から応募
- その中の“たった1句”がこれ
という、とんでもない結果です。
伊藤園の公式ページには本人コメントが載っていて、
- 歴史の教科書を見ていると「載らなかった人たち・仕事」がたくさんあったのだろうと感じた
- 今活躍している人の仕事も、必ずしも歴史に残るとは限らない
- その切なさを「凍星」に託した
…という思いが語られています。
読んだときの正直な感想は、
「これ高校1年生の視点なの…？」
でした。
- “歴史に残らない仕事”という地味なテーマを、
- 夜空の“凍った星”に重ねて、
- 一瞬で胸の奥がヒヤッとするような情景にしている。
派手さじゃなくて目線の深さで殴ってくるタイプの名句だな、と思います。
2. 「骨壺と座る助手席秋うらら」──小学生とは思えない死生観
骨壺と座る助手席秋うらら
NHK学園の「全国俳句大会」関連のページで紹介されている句。
小学生時代の作品として入選句に挙がっています。
骨壺を助手席に乗せている、という日常の一場面を“秋うらら”というやわらかい季語で包んでいるのがすごい。
- 悲しいような
- でも穏やかなような
- 生活の中に死が静かに同居している感覚
これをこの年齢で掴んでいるの、ただ事じゃないです。
3. 「よくしなう 飛び込み板や 風しずか」──一瞬前の静けさ
よくしなう 飛び込み板や 風しずか
テレビ愛媛「きょうの俳句」小学生夏休み企画で優秀句に選ばれ、年間俳句大賞（小学生の部）にもつながった一句。
飛び込む直前、板が“よくしなう”あの感じ。
そして、その瞬間だけ訪れる「風しずか」。
誰もが経験したことのある体育の授業の一コマなのに、こんなふうに言葉にされると、
「あ、確かにあの一瞬だけ世界が静かになるんだよな…」
と妙に納得させられます。
身体感覚＋一瞬の空気の変化を切り取るのが上手いなぁ、と感じる作品。
4. 「湯の町の 風さらさらと 冬椿」──松山の記憶
湯の町の 風さらさらと 冬椿
FNNの2025年特集の中で、松山時代の句として紹介されている作品。
- “湯の町”という言葉で道後温泉周辺の空気が立ち上がり、
- “風さらさら”で、冬なのにどこかやわらかい松山の風を思い出させ、
- “冬椿”でしんとした強さを添える。
地元の風景を詠んでいるのに、読んだ人の「どこか懐かしい場所」にもつながるのが、すごくうまい。
5. 「休暇果つ 焼豚玉子飯 甘し」──プレバト!!で話題になった句
休暇果つ 焼豚玉子飯 甘し
2024年『プレバト!!』の「天才小中学生 vs 名人・特待生！夏の他流試合SP」で、中学3年の“かりんさん”として出演した際の一句。
相手は、俳句企画でおなじみのKis-My-Ft2・横尾渉さん。
ほぼ互角の勝負を繰り広げたことで、ネットでも話題になりました。
愛媛・今治のソウルフード「焼豚玉子飯」を、
- 「休暇果つ」というさびしさ
- 「甘し」という味覚の幸福感
で挟み込んでいるのがニクい。
“ご当地グルメ句”って軽くなりがちですが、これはしっかり感情の余韻が残るタイプの一句だと感じました。
プレバト!!・テレビ・コンテスト…メディアでの主な活躍
小4で“天才小学生俳人”として登場
2019年、『プレバト!!』の「天才小中学生 vs 名人・特待生」企画に、小学校4年生の俳人として出演。
番組レポートでは、夏井いつき先生から
「17音のファンタジスタ」
的な評価を受けていて、この頃からすでに“ただ者ではない”扱いをされていました。
中3で“リベンジ出演”、横尾渉とガチ対決
2024年、同企画が5年ぶりに復活。
中学3年の「かりんさん（俳句歴7年）」として再び登場し、前述の「休暇果つ 焼豚玉子飯 甘し」で横尾渉さんと対戦します。
番組内でも「5年前にも出ていた天才俳句少女」と説明されていて、2019年の阿見果凛さんと同一人物とみてほぼ間違いありません（ここは番組の構成・俳句歴などからの推測を含みます）。
地元テレビ・ニュースでもたびたび特集
- テレビ愛媛「きょうの俳句」やニュース枠で、小学生〜高校生にかけて何度も密着・紹介。
- 2025年9月にはFNNプライムオンラインで「将来の夢は俳句甲子園に出ること」と語っていた小6時代 → 高1で俳句甲子園準優勝という“夢の成就ストーリー”として特集。
「夢は俳句甲子園に出ることです。将来は、住んでいる地域の予選を勝ち抜いて松山に戻ってきたい」
と小6のときに語っていた彼女が、本当に洛南高校の一員として俳句甲子園の舞台に戻ってきた——
こういう“伏線回収”ストーリー、弱い人いないですよね…。
阿見果凛さんは何がすごいの？3つのポイントで整理してみた
ここからは、ネット記事や作品を一通り読んだうえでの私なりの整理＆感想です。
① 年齢を超えた「視点の深さ」
- 「凍星や 歴史に残らない仕事」
- 「骨壺と座る助手席秋うらら」
あたりを読むと分かるんですが、テーマがいきなり
- 歴史
- 死生観
なんですよね。
それを、暗く重くするのではなく、
- 冬の星
- 秋うらら
といった柔らかい季語とセットで出してくる。
「10代の“詩的ポエム”」ではなく、普通に一人の俳人として対等に読める視点になっているのがまず一つ目のすごさかなと。
② 身体感覚と空気の“一瞬”を掴むのがうまい
- 「よくしなう 飛び込み板や 風しずか」
- 「休暇果つ 焼豚玉子飯 甘し」
どちらも、一瞬の空気の変化をとらえている句だと思うんです。
- 飛び込む前の静けさ
- 夏休みの終わりの空気
- 甘いタレの匂いと、少しの寂しさ
言われてみると「ああ、分かる……！」なんだけど、自分では絶対この言葉選びはできないな、というバランス。
観察力と語彙のセンスの組み合わせが強い。
③ 物語をちゃんと“自分で作って回収している”ところ
個人的に一番好きなのはここです。
- 小6で「将来の夢は俳句甲子園に出ること」とテレビで語る
- その後、高槻に移っても俳句を続け、
- 高校は俳句の強豪校・洛南へ
- 高1で実際に俳句甲子園に出場し、松山の地で準優勝
ちゃんと夢に向かって動いて、叶えている。
「たまたま才能があって賞を取った」じゃなくて、自分で目標を口にして、環境も選びながら、それを現実にしている。
この“ストーリーの自覚”みたいなものは、今後メディアに出ていくうえでも、俳人として活動していくうえでも、大きな武器になると思います。
これからどうなりそう？（あくまで個人的予想）
ここから先は完全に私の予想＆妄想ですが…
1. 俳句甲子園＆各種コンテストの“顔”になる
高1にして、
- 俳句甲子園・団体準優勝
- お～いお茶新俳句大賞・文部科学大臣賞
という実績を持っているので、今後も各種コンテストの常連になるのはほぼ確実だと思います。
高校3年間のどこかで俳句甲子園優勝の瞬間を見たい…！
2. 句集やエッセイ本が出てもおかしくない
- 小2からの作品が山ほどある
- テレビやインタビューでのコメントも、言葉の選び方がすごく丁寧
というあたりから、いずれ句集やエッセイが出てきても全然不思議じゃないな、と思っています。
個人的には、
「小2〜高3までの“成長俳句”＋そのときの心情エッセイ」
みたいな1冊が出たら絶対読みます。
3. 「俳句＝おじいちゃんの趣味」というイメージを変える人になりそう
- 俳都・松山で育ち
- プレバト!!のようなバラエティ番組にも出て
- 全国規模のコンテストでも結果を出している
という立ち位置は、伝統文化とポップカルチャーの両方をまたぐポジションでもあります。
「俳句って、実は10代が本気でやってもめちゃくちゃ楽しいんだよ」
ということを、存在そのもので示してくれる人になりそうだな、と勝手に期待しています。
まとめ：阿見果凛さんは「これからの俳句界の顔」候補
最後に、サクッとおさらいです。
- 阿見果凛とは？
小2で俳句を始めた15歳の高校1年生。高槻市在住の“天才俳句少女”。 - 出身高校（在籍高校）は？
京都の進学校・洛南高等学校 1年8組。俳句創作部に所属し、俳句甲子園で団体準優勝。 - 主な俳句作品（俳句作品まとめ）：
- 「凍星や 歴史に残らない仕事」…お～いお茶新俳句大賞 文部科学大臣賞
- 「骨壺と座る助手席秋うらら」…NHK全国俳句大会入選
- 「よくしなう 飛び込み板や 風しずか」…テレビ愛媛『きょうの俳句』年間大賞につながる句
- 「休暇果つ 焼豚玉子飯 甘し」…プレバト!!で披露した一句 など
- 何がすごいの？
① 年齢を超えた視点の深さ
② 身体感覚と“一瞬の空気”を掴む描写力
③ 自分で語った夢（俳句甲子園に出る）をちゃんと叶えているストーリー性
正直、「天才小学生が出てきました〜！」みたいな一過性の話で終わるタイプではまったくなくて、
“これからの俳句界の顔になるかもしれない人を、今リアルタイムで見ている”
そんな感覚を覚える俳人だな、と思いました。
この記事を読み終わったあと、もし少しでも「俳句やってみようかな」と思ったら、阿見さんも挑戦し続けているお～いお茶新俳句大賞あたりに一句投げてみるのも面白いかもです。
そのうち、
「あのとき同じコンテストに出してた人が、今や俳句界のトップランナーなんだよね」
なんて自慢できる未来が来るかもしれません。
今後のさらなる活躍を期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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