こんにちは、あゆりんです。
2025年、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」において、ついにお笑いコンビ・たくろうが決勝戦へ初進出を果たしました。
長年「劇場の実力派」「通好み」と言われ続けてきたたくろう。
しかしネット上では今もなお、
- 「正直、どこが面白いのかわからない」
- 「分かる人にはめちゃくちゃ刺さる」
と、評価が真っ二つに割れるコンビでもあります。
この記事では、
- たくろうは本当に面白いのか?なぜ「つまらない」と感じる人もいるのか
- M-1グランプリ2025決勝進出までの歩みと、その意味
- 決勝進出によって「評価」はどう変化したのか
この3点を軸に、徹底調査&徹底考察していきます。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
たくろうとは?まずは基本プロフィール
たくろうは、吉本興業(大阪)所属のお笑いコンビで、
- 赤木裕(あかぎ ゆう):ボケ
- きむらバンド:ツッコミ
によって構成されています。
コンビ結成は2016年3月9日。
すでに芸歴10年を超える、いわゆる中堅クラスの実力派コンビです。
メンバーのざっくり特徴
赤木裕
- 挙動不審とも言われる独特な立ち振る舞い
- 不安そうな表情、意味の分からない言動
- いわゆる「素なのかキャラなのか分からない」ボケ
きむらバンド
- 落ち着いた声と柔らかいツッコミ
- 強く否定せず、優しく言葉で制御するタイプ
- 赤木の不安定さを会話で“整える”役割
この「挙動不審なボケ × 優しいツッコミ」という組み合わせが、たくろう独自の空気感を生み出しています。
たくろうの漫才は「空気で笑わせる」タイプ
たくろうの漫才は、いわゆる王道の
- 明確なボケ
- 分かりやすいツッコミ
- 最後にドカンと大オチ
という構成とはかなり違います。
特徴を一言で言うなら、
「会話の違和感そのものが笑いになる漫才」
です。
- 赤木の意味不明な発言
- きむらバンドが「どう扱っていいか迷う間」
- その沈黙すら笑いに変わる空気感
ネタというより、「変な人と常識人の会話を横で聞いている感覚」に近いと言えるでしょう。
「面白い!」派の意見|たくろうが刺さる人の共通点
① 会話の“間”に笑える人は確実にハマる
たくろうファンの多くが評価するのが、
- 間の取り方
- 沈黙の使い方
- 微妙なズレの積み重ね
です。
テンポが速いわけでもなく、派手な展開があるわけでもない。
それなのに、
「気づいたらずっとニヤニヤして見てしまう」
という“スルメ系の笑い”になっています。
② 「分かる人だけ分かればいい」職人型の芸風
たくろうは、
- 流行りに寄せない
- 無理に分かりやすくしない
- ウケよりも“自分たちの間”を守る
というスタンスが非常に強いコンビです。
そのため、
- 劇場通いのお笑いファン
- 漫才の技術を見る層
- 会話劇が好きな人
からは、異常に評価が高い一方で、ライト層には響きにくい構造になっています。
「つまらない…」派の意見|ハマらない人の理由
① オチが弱く感じやすい
テレビの賞レースに慣れている人ほど、
- オチが分かりにくい
- 盛り上がらずに終わる
- 爆発的な笑いが少ない
と感じやすい傾向があります。
特にM-1のような大会では、「4分間で何回ウケたか」が重要視されるため、たくろうのジワジワ型の笑いは、どうしても地味に見えがちです。
② テンポが遅く感じる人も多い
- 会話の間が長い
- 無言が多い
- 脱線が多く感じられる
この「間」を楽しめるかどうかで、面白い/つまらないの評価は真逆になります。
M-1グランプリ2025決勝進出までの道のり
たくろうは、結成以降、毎年のようにM-1に挑戦し続けてきました。
代表的な戦績をざっくり整理すると、
- 2018年:準決勝進出
- その後は
- 準々決勝
- 3回戦
などで足踏みする年が続く
- 2024年:NHK上方漫才コンテスト準優勝
- 2025年:M-1グランプリ決勝初進出
という流れです。
つまり、
一度は準決勝まで行きながらも、長く“決勝の壁”に阻まれ続けてきたコンビ
ということになります。
M-1グランプリ2025|たくろうは“異色のファイナリスト”
2025年のM-1決勝進出者は、実力派・個性派がそろった年となりました。
その中でのたくろうは、
- 爆発力よりも空気感で勝負
- キャラクター芸でもない
- 王道漫才とも少し違う
という、かなり異色の立ち位置にいます。
また、結成からおよそ9年、芸歴でいえば10年以上を経ての初決勝進出という点も、
- 早熟型ではない
- 遅すぎるブレイクでもない
- 「ずっと劇場で磨いてきた芸が、ようやく届いた」
というストーリー性を生み、“応援したくなるファイナリスト”という評価にもつながっています。
決勝進出で「面白い/つまらない」論争はどう変わった?
一般層への露出で、むしろ“賛否は拡大”
決勝進出が発表されたことで、
- 初めてたくろうのネタを見る人
- 名前だけ知っていた層
- SNSで流れてきて何となく見る層
が一気に増えました。
その結果、
- 「想像してたより全然笑えなかった」
- 「なんか気持ち悪いけどクセになる」
- 「よく分からないけど、なぜか目が離せない」
と、評価はむしろ以前よりもハッキリ割れる状態になっています。
業界評価が高い理由は「一番ごまかしのきかない笑い」だから
たくろうの芸風は、
- 大声
- 誇張
- 派手な設定
に頼らず、純粋に“人の会話”だけで笑いを作っています。
これは実は、
- スベたら誤魔化しがきかない
- 空気が重くなりやすい
- 技術がないと成立しない
という、かなりリスクの高い笑いでもあります。
それでも長年、劇場で支持され続け、さらに賞レースでも結果を出し続けてきたことが、業界内での高い評価につながっている最大の理由です。
結論|たくろうは「万人ウケしないM-1ファイナリスト」
ここまでを総合すると、たくろうは
- 誰が見ても爆笑するタイプではない
- しかし、刺さる人には深く刺さる
- 技術的には非常に高度なことをやっている
という、典型的な“評価が割れる実力派”です。
M-1グランプリ2025決勝という大舞台に立ったことで、たくろうは今、
「通好みの劇場芸人」から「全国に評価されるか試される存在」
へと、確実にステージを1段階上げました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、『M-1グランプリ2025』で悲願の決勝進出を果たした「たくろう」について、まとめてみました。
- たくろうは2016年結成の吉本興業所属コンビ
- 空気・間・会話で笑わせる“超スルメ型”漫才
- M-1グランプリ2025でついに決勝初進出
- 「面白い/つまらない」の評価は今も真っ二つ
- しかし業界・劇場では技術派コンビとして長年高評価
ぜひ、『M-1グランプリ2025』決勝戦をリアタイして、ご自身の目で「たくろう」の面白さを実感してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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