こんにちは、あゆりんです。
「国際男性デーって知ってる?」
そう聞かれて、パッと答えられますか?
正直、この記事を書いている私も、ちゃんと調べるまでは

「聞いたことあるような、ないような…」



「女性デーは知ってるけど、男性デーって何する日?」
くらいの認識でした。
でも、
- いつから
- どこで始まったのか
- そして なぜこんなに認知度が低いのか
ここを掘っていくと、思った以上に今の社会とつながっていて、「これ、ちゃんと知っておいた方がいいやつでは?」と感じたんです。
というわけで今回は、「国際男性デー、知らないんだけど?」という人向けに、歴史と認知度、そして私たちとの関わり方をできるだけやわらかく、おしゃべり感覚で書いてみます。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
国際男性デーってどんな日?まずは基本からおさらい
まずは、基本の「き」から。
- 毎年:11月19日
- 趣旨:男性・男児の心身の健康や、ジェンダー平等に目を向ける日
ここが押さえポイントです。
よく誤解されがちなんですが、「男の日だから男性を甘やかす日」ではありません。
本来のテーマはもっとシビアで、
- 男性のメンタルヘルスや身体の健康
- 男性が抱える生きづらさ
- 性別による固定観念をゆるめて、男女ともに生きやすい社会をめざす
といった、わりと本気の社会課題ど真ん中の記念日なんですよね。
しかも、
国際女性デーの“男性版”というより、「男性の側からジェンダーを考える日」
と捉える方がしっくり来る気がします。
国際男性デーはいつから?どこで始まったのか発祥ストーリー
「いつからあるの?」「どこで始まったの?」ここ、けっこう気になるところですよね。
1999年、カリブ海のトリニダード・トバゴで“再スタート”
今の形の国際男性デーは、1999年に、カリブ海にあるトリニダード・トバゴで始まったとされています。
中心になったのは、同国の大学講師だった ジェローム・ティーラックシン(Jerome Teelucksingh) 氏。
彼が11月19日を選んだ理由が、けっこうグッとくるんです。
- 11月19日は、彼のお父さんの誕生日
- そして、1989年にトリニダード・トバゴ代表がW杯出場をかけた試合をした日でもあり、「国がひとつになった」と感じた象徴の日
つまり、
身近なロールモデルである父への敬意と、「良い男性のロールモデルをたたえたい・男性のポジティブな面に光を当てたい」
という思いを重ねて、日付を選んだわけです。
記念日って「なんとなく語呂で決めました」みたいなのも多いですが、これはかなり“ストーリーのある日”なんですよね。
実は1992年からの「前身プロジェクト」もある
さらにさかのぼると、1992年にアメリカのトーマス・オースターという人が、2月7日に「国際男性デープロジェクト」をスタートさせています。
ただ、この流れはいったん続かなくなり、頓挫。
改めて、1999年にトリニダード・トバゴで「11月19日の国際男性デー」として再始動した、というイメージです。
ざっくり年表にすると、こんな感じ。
- 1992年:アメリカで2月7日の「国際男性デープロジェクト」開始
- 1999年:トリニダード・トバゴで11月19日の国際男性デーとして再スタート
- その後:世界各国に広がり、現在は80カ国以上で行われていると言われる
「もう何百年も前からある記念日」ではなく、ここ30年くらいで生まれて、育ってきた新しい国際デーなんです。
ジェンダー平等やメンタルヘルスの話題が、90年代以降で一気に加速してきた流れともぴったり重なっていて、「平成〜令和の時代が生み出した記念日」って感じがします。
「国際男性デーなんて知らない」が多数派?認知度が低い3つの理由
さて、本題の「認知度」です。
国際男性デーの記事やニュースを見ていると、ほぼ必ずといっていいほど
「国際女性デーに比べて、まだあまり知られていません」
という一文が出てきます。
実際、私の感覚でも、友だちや同僚に「11月19日って何の日か知ってる?」と聞いてみると、
- 「ボジョレー解禁の日?」
- 「いい○○の日とか?」
みたいな答えは出てくるのに、「国際男性デー!」と即答してくれる人はほぼいない…。
なぜこんなに「知らない」人が多いのか?
理由を3つくらいに整理してみました。
国際女性デーとの“露出差”が大きい
まずはこれ。
メディア露出の差です。
- 国際女性デー(3月8日)は国連が公式に定めた歴史の長い国際デー
- 企業の「女性活躍推進」「ダイバーシティ」の文脈で取り上げられやすい
- SNSでも、毎年3月になるとキャンペーンやハッシュタグが大きく動く
これに対して国際男性デーは
- 国連が定めた公式デーではない
- 歴史もまだ浅い
- 「男性」というテーマ自体が、企業にとっては少し打ち出しづらい側面もある
という条件が重なっています。
ニュース記事でも、
- 「国際女性デーと比べると知名度は高くないが…」
- 「認知度イマイチ? 11月19日『国際男性デー』…」
といった書き方がされていて、「メジャーなのは女性デー、男性デーはまだマイナー」という構図がかなりハッキリしています。
国連の公式デーじゃない「なんとなく格下感」
2つ目は、国連の“お墨付き”がないこと。
国際男性デーは、国連の公式な国際デーではありません。
そのせいか、国際男性デーは、
- カレンダーに載らない
- 学校で習う機会もほとんどない
- ニュースで毎年必ず特集される、というほどでもない
つまり、「公的に刷り込まれる」チャンスが少ないんですよね。
一方、国際女性デーは
- 国連が公式に定めた日
- 世界的なキャンペーンが行われる
- 企業・行政も積極的に取り組みやすい
この差は、やっぱり認知度にもそのまま跳ね返っている気がします。
「男の悩み」を口にしづらい文化が背景にある
個人的に一番大きいんじゃないかと思っているのがここ。
日本では、男性の側のしんどさや生きづらさって、そもそも言葉になりにくい空気があります。
男性更年期(LOH症候群)の認知度を調べた調査では、
- 「症状・治療法まで知っている」…ごく一部
- 「名前だけ知っている」…約4割
- 「全く知らない」…3割以上
という結果が出ています。
つまり、名前すら知らない人が3割超。
また、「男だから」「男なのに」という価値観のせいで、「生きづらさを感じる」と答えた男性が約47%というアンケート結果もあります。
ほぼ2人に1人です。
でも、その生きづらさや悩みを
- 家族に話すのも気まずい
- 友人に弱音を吐くのも難しい
- 会社でなんて絶対言えない
そうやって飲み込み続けているうちに、「男性のしんどさ」が社会の話題に上がりにくいままになっている。
それを象徴しているのが、「国際男性デー?そんなのあったんだ」という反応なんじゃないかな、と感じています。
世界ではどうなの?国際男性デーが80カ国以上で広がる動き
「日本ではほとんど知られてないけど、世界的にはどうなの?」と思う人もいるはず。
実は、国際男性デーは
80カ国以上で祝われている
と紹介されることもあり、各国で結構しっかりしたイベントが行われています。
- 政治家がスピーチをする国
- 議会で男性の健康や自殺問題を議論する国
- 学校や大学でワークショップを開く国
- NPOや団体が、男性のメンタルヘルスやジェンダーをテーマにしたイベントを開催
などなど。
特に印象的なのが、国際男性デーの年間テーマの中に
- 「男性の自殺を止めよう」(Stop Male Suicide)
- 「ゼロ・メイル・スーサイド」(Zero Male Suicide)
といった、自殺予防に真正面から向き合う年があること。
実際、オーストラリアでは、15〜49歳の死因のトップが「自殺」とされていて、その中でも男性の割合が高いことが大きな課題になっています。
「男だから我慢するのが当たり前」「男は弱音を吐くな」という価値観が、命に関わるレベルで影響している――。
国際男性デーは、そんな現実に対して「ちょっと待って、本当にそれでいい?」と問いかける日でもあるんです。
日本の国際男性デーは“これから”の段階かもしれない
じゃあ、日本ではどうか。
まだ「国際男性デーを知っている人」は少ないものの、ここ数年で少しずつ動きが増えてきた印象があります。
たとえば、
- 男性更年期や男性の健康をテーマにしたセミナー・キャンペーン
- 男性育休や家事・育児の分担を考えるイベント
- 「男性の生きづらさ」をテーマにしたトークセッションや映画上映
などが、11月19日前後に合わせて開催されるケースが増えているんですよね。
メディアの記事でも、
- 「認知度はまだ高くないが、企業が啓発に力を入れ始めている」
- 「男性の『生きづらさ』への関心の高まりとともに、国際男性デーも少しずつ知られるようになってきた」
というトーンで紹介されることが多くなりました。
なので今の日本の国際男性デーは、
「ほとんどの人はまだ知らない。でも、水面下でじわじわ芽が出てきている」
そんな「これからの記念日」なのかもしれません。
今日からできる、ゆるい「国際男性デー」との関わり方
ここまで読むと、なんとなく国際男性デーの背景や認知度の低さの理由はイメージできてきたと思います。
とはいえ、
「で、私たちは何をすればいいの?」
となる人も多いはずなので、ガチじゃないけど意味のある、ゆるい関わり方をいくつか挙げてみます。
11月19日に「そういう日があるんだ」と誰かに話してみる
すごくシンプルですが、これが一番効きます。
- 家族に「今日、国際男性デーなんだって」と話してみる
- 友だちとの雑談で「そういえば男性デーって知ってた?」と聞いてみる
- 会議のアイスブレイクで、さりげなく話題に出してみる
それだけで、
- 「男の生きづらさ」の話
- 「家事・育児の分担」の話
- 「健康診断ちゃんと行ってる?」という話
など、普段はスルーしがちなテーマに、自然と触れるきっかけになります。
「男だから」で片付けていることを一度疑ってみる
- 「男なんだから泣くな」
- 「男のくせに細かいこと気にするな」
- 「男なんだから稼いで当たり前」
こういうフレーズ、身近な会話や自分の心の中にも、案外ふつうに存在していたりします。
国際男性デーの日だけでもいいので、それらを見つけたときに



「本当に“男だから”で片付けていい話?」
と、一度だけ立ち止まってみる。
それだけでも、男性本人にも、周りの人にも優しい社会に近づく一歩だと思います。
男性の健康・メンタルヘルスの記事を1本読んでみる
- 男性更年期
- 前立腺の病気
- 男性のうつ、自殺予防
このあたりの話題って、「気にはなるけど、まあ今じゃなくていいか」と、後回しにされがちです。
国際男性デーをきっかけに、関連する記事を1本だけ読む、でも十分意味があります。
自分の身体のことかもしれないし、父親・パートナー・兄弟・友人のサインに気づくヒントになるかもしれません。
まとめ|国際男性デーを「知らない」から一歩進んでみる
最後に、ポイントをざっくり振り返ると――
- 国際男性デーは11月19日
- 1999年、トリニダード・トバゴでジェローム・ティーラックシン氏が提唱して始まった
- 男性の健康・生きづらさ・ジェンダー平等を考えるための記念日で、国連の公式デーではない
- そのため、国際女性デーと比べて認知度はまだ低い
- それでも世界では、約80カ国以上で祝われていると言われ、自殺予防やメンタルヘルスといった重めのテーマとも直結している
- 日本では、企業や自治体、団体が少しずつ取り組みを始めている“これからの記念日”
そして何より、
「国際男性デーなんて知らなかった」
という状態そのものが、男性の生きづらさや健康の話題が、まだまだ表に出てきていない現状の裏返しでもあります。
でも今日、この記事をここまで読んでくれた時点で、あなたはもう「知らない側」から一歩抜け出しています。
- 11月19日をカレンダーにちょっとメモしておく
- 誰かにさらっと話題を振ってみる
- 自分や身近な男性のしんどさに、少しだけ敏感になってみる
そんな小さな動きが、じわじわと国際男性デーの認知度を上げていって、同時に「男性も女性も、もうちょっと生きやすい社会」に近づけてくれるのかもしれません。
来年の11月19日、ふとカレンダーを見て「あ、国際男性デーだ」と思い出したら、ぜひまた誰かにその話をしてみてください。
そこから、また一歩広がっていくはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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