こんにちは、あゆりんです。
“研究に一発ホームランはない。”
この言葉がしっくり来るのが、キリンホールディングスで免疫研究を牽引する城内健太(じょうない けんた)さんです。
プラズマ乳酸菌(LC-Plasma)の研究・社会実装・医薬品化までを見据え、地道に前進してきた「等身大のイノベーター」。
今回は、プロフィール/学歴/経歴/出身/受賞歴に加えて、趣味の話や私の感想も交えつつ、まるっと紹介します。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
基本プロフィール
- 名前:城内 健太(じょうない けんた)
- 所属・肩書き:キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス研究所
- 社内の等級名として「主務」と表記されることがあり、ニュースリリース等では「研究員」と表記されることもあります(資料により表記が揺れる点を明記)。
- 専門領域:免疫(とくにプラズマサイトイド樹状細胞〈pDC〉と、プラズマ乳酸菌(LC-Plasma))
- 趣味:ソフトテニス、散歩
- 研究テーマはハードでも、オフはやわらかい。ラケットで汗を流し、散歩で頭を“ゆるく回す”。この緩急のつけ方が、長期戦の研究には効くんですよね(個人的にめっちゃ共感)。
年齢について(推測)
公開の生年は見当たりません。
ただし2007年学部卒という事実から、一般的な学制(22歳前後で学部卒)を当てると1984〜85年生まれの可能性が高く、2025年時点で40歳前後と推定できます(±1歳程度の誤差あり)。
出身
岩手県(小岩井農場のある地域)で育つ。
地元に“小岩井”がある環境で育ったことが、のちのキャリア選択にもつながります。
のちほど触れますが、新卒で小岩井乳業へ。
地元ブランドへの親しみが、そのまま仕事の入り口になるのって素敵です。
学歴
日本大学 生物資源科学部 食品科学工学科 卒(2007年)
学生時代から乳酸菌やアレルギーへの関心が強く、これが将来の研究テーマへ一直線。
結果だけ見ると一直線ですが、きっと当時は試行錯誤の連続だったはず。
経歴(ざっくり年表)
- 2007年:小岩井乳業・東京工場 品質管理部
- 2008年:小岩井 技術開発センター → キリンHD フロンティア技術研究所へ駐在
- 2013年:キリン中央研究所に駐在(研究のど真ん中へ)
- 2015–2017年:国立長寿医療研究センター 研究生
- 2017年:小岩井 商品開発部 → マーケティング部へ
- ブランド「iMUSE(イミューズ)」の立ち上げに関与。
- 2021年:キリン中央研究所へ
- 2021年〜:国立感染症研究所(エイズ研究センター)協力研究員
- 2023年〜:キリン ヘルスサイエンス研究所(主務/研究員)
研究と事業(マーケ)を“往復”してきたのが城内さんの大きな特徴。
基礎→商品化→医療応用というロングパスを、ひとりのキャリアで縫い合わせているのが強いですよね。
研究の芯:pDCに働く“プラズマ乳酸菌”の発見
免疫の司令塔pDCに直接働く乳酸菌なんて存在しない——そんな空気を、地道なスクリーニングでひっくり返したのがLactococcus lactis strain Plasma(LC-Plasma / JCM5805)。
さらに大きかったのは、加熱処理した“死菌”でもpDCを活性化しうる性質。
食品としての取り扱い自由度が一気に高まり、飲料・ヨーグルト・サプリなど多様な形で社会実装が進みました。
研究のエビデンス補足
2015年の代表的論文はマウス実験で、経口投与により抗ウイルス応答の増強が示されています(ヒト試験と混同しないよう明記)。その後、ヒトでの免疫関連マーカーや体感・プレゼンティーズムなどの研究も積み上がり、いまは医薬品化という次のステージを目指す段階へ。
個人的には、「死菌でも効く」という逆転の発想がとても好きです。
現場実装まで考え抜かれているからこそ出てくる視点。
机上の“夢”ではなく、“使える科学”に落とし込む執念を感じます。
マーケを経験した研究者、という強さ
2017年のマーケティング部への異動は、研究者としては珍しいルート。
店頭でお客さんが商品をカゴに入れる瞬間を見て、「研究の意味」を身体で理解したといいます。
この“社会との接点”を知っている研究者は意思決定がブレない。
臨床や医薬品化のフェーズでも、「本当に使われるか?」の目線が自然と織り込まれるのが強いんです。
受賞歴
- 2023年:全国発明表彰「恩賜発明賞」(プラズマ乳酸菌の発明・特許)
- 2024年:文部科学大臣表彰(科学技術賞・開発部門)
いずれも、発見で終わらず社会へ橋渡しした点が高く評価された結果。
研究と事業の“往復運動”の正しさに、社会がちゃんと応えてくれた形ですね。
趣味が支える集中力——ソフトテニスと散歩
やっぱり長距離走の研究は、オンとオフの切り替えが命。
ソフトテニスは瞬発力と判断のスポーツで、実験の段取り力とも地味につながる。
そして散歩。歩くと、バラバラだった思考のピースがカチッとはまる瞬間があります。
“当たり前を疑う”視点って、机の前だけでは育ちづらい。
外の空気を吸う時間が、定説を疑う勇気をそっと養ってくれるのかもしれません。
まとめ:地に足のついたイノベーター
いかがでしたか?
今回は、キリンの研究員として活躍中の城内健太さんについて、徹底調査してみました。
定説に風穴を開ける発見、店頭での社会実装、そして医薬品化という次の挑戦。
基礎→応用→社会の全工程を見据えながら、着実に歩を進める——そんな研究者は多くありません。
「研究に一発ホームランはない」。
小さなヒットを積み重ねて、チームで勝ちにいく。
きっと次のニュースも、派手な花火より、静かなガッツポーズで始まるはずです。
今後のさらなるご活躍、新たな発見を期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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